成果発表会から インターンシップ生を受け入れてみて

那須興業株式会社常務取締役
嶋村 一之 氏

 私ども那須ビューホテルでは、原則として夏休みの2週間(長くて2カ月)、インターンシップ生をお預かりしています。学生には、主にバイキング会場と客室清掃を受け持っていただきます。インターンシップ生の待遇は原則として、実費以外は無報酬です。

 当社のインターンシップ生の報告書を読んで、2カ月の間に、私たちの経営理念である「心接サービス」と「職業人である前に一流の社会人であれ」をきちんと理解してくださったことに感謝しております。同時に、インターンシップ生を直接指導した若手の社員たちに当社の経営理念がきちんと行き渡っているのを誇りに思いました。サービス業はオーナーの経営理念が末端まで届くことが大事なのです。

那須ビューホテル

 インターンシップを受入れる企業側の一番のメリットは、素人の若者ならではの斬新な発想や情報です。当社は四世代の客層をターゲットにしていますから、若い世代が何を求めているか情報収集できるのは、とてもありがたい。加えて、学生の目で見ると職場の課題が見える、学校とのパイプができる、社員が初めての人に教えることで業務の見直しや職場の活性化が図れることですね。

 われわれが大学側に望むのは、インターンシップを単位に認定することです。単位に認定されないと、学生のモチベーションが違います。また、研修の実施が夏休みですから、問題があったときに相談する窓口がない学校も困ります。。

 就職とは、それまで社会から恩恵を受ける学生の立場から、社会に恩恵を与える社会人の立場に変わることです。そして、企業には社会にご恩返しする義務があります。ただ、大学生としてあるべき教養に欠ける学生が増えた気はしますね。本来は家庭の躾でしょうが、現実はそういうものだと受け止めて、大学教育も知識教育だけでなく、人作りを担うべきでしょう。

平成17年度インターンシップ成果発表会の報告